舞台の大道具を作った
サークルの卒業公演の演出に使う道具を作ったので,工作記録を残しておくことにしました. いやー,わりと大変だったけど楽しかった!!
回路とか
今回はkonashiを使ってiphoneから操作できるようにしました. 全部で9個制御したかったのですが,konashiのデジタルI/Oは8ピンしかないので,konashiとarduinoをUARTで通信して,残りの1つはarduinoに任せることにしました.
まず,UART通信できるか確認.
1つ操作で同時に6個LEDをつけたかったので,FETを使いました.
回路図はこんなかんじ.「net label」のところが,konashiのI/Oピンにつながります.
ブレッドボードで試してみる.
コントローラーとして使うiphoneのアプリは,webアプリを作る感じで簡単につくれます.
プログラムをコピペしてきて,ボタンを押したら対応するLEDが光るようにしました.
音符を作る
音符を光らせます.デコパネを切って作りました.後ろから+と-につながるコードを1本ずつ出しています.
音符をかける五線譜のボードを作る
演者が音符を五線譜のボードの上にのせて,暗転した後で光るというふうにするため,付けたり外したりできるようにしました.音符から出ている+と-に対応するように,五線譜のボードにボルトをつけました.
裏でごちゃごちゃと配線をします.
時間に追われまくっていたので,基板を作る暇もなくブレッドボードをグルーガンで貼り付けるというむちゃくちゃな方法で強行突破しました.
単体で光らせれるようにする
五線譜のボードに音符が載っていない時にも(手動での)スイッチの操作で音符を光ったり消したりできるようにしました.黙々と基板を製作.
単体で光ると,こんなことができるように.
結果
完成したのが本番当日で,しかも本番前のリハーサルで3つ光らないぞ!という状態でした.やばい! いろいろ諦めて,とりあえずいちおう全部光らせる状態にしました.
本番の映像.裏でiphoneから操作しています.
こっちは手動で操作しているもの.カーテンコールでうまく演出に使ってもらえて嬉しかったです.
計画が甘すぎたことは本当に反省しています.やっぱりモノを作るのは時間かかりますね. でも,いちおう人に見てもらえる状態までなんとかもっていけてよかったです. ちなみに,製作所要時間は70時間ぐらいでした.